新規物質の創製と共に新しい生成システムや測定システム、そしてプログラムの開発を行うことが我々のグループの特徴です。このため、機器の購入ばかりでなく開発を重視しています。
ナノ科学の幕開けとなったフラーレンの発見は質量分析が主体となって行われました。我々のグループでは、飛行時間型質量分析器を開発・発展させ、ナノ物質に関する新規な測定を試みています。
ナノチューブや金クラスターなど安定ナノ物質の評価とそれらの誘導体の評価に用いています。
新規機器開発には、新規電子機器開発がますます重要になっています。近年の電子デバイスの性能向上と高集積化はめざましく、専門外の我々でも測定機器において中心的な役割を果たす電子機器を開発できるようになってきました。しかし部品が表面実装用のものしかない状況が増え、さらに高密度実装する必要性が高まってきたことや、機器としての信頼性確保のためには、ユニバーサル基板で手配戦して製作することが次第に困難になってきました。これらの問題を解決するために、我々は、基板加工機を用いて電子基板を設計・製作しています。
実験室のスペースを有効活用するために、空間を三次元的に利用しています。このために、アングルを使用して棚を設計・製作しています。
溶媒に分散させたナノ物質を分離・精製することに使用します。
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凝集したナノ物質を分散させます。
計算機の性能向上により、市販のものでもかなりの計算を実行できるようになってきました。物質の性質の解明や、機器開発、得られた結果の解析、さらにはwebサーバーとして、20台程度の計算機群を活用しています。